加藤特許事務所

先行特許調査の重要さについて

07 July

特許出願をするに際して先行特許調査が重要である。先行特許調査をしっかりやらないと、特許出願の対象物である自社製品が他人の特許権等を侵害したり、特許出願が拒絶されたりする。

先行特許調査は、昔は調査者が特許庁資料館に出向いて膨大な量の紙公報をめくって行っていたが、現在は特許庁のデータベースを使って誰でもオンラインでできるので便利になった。とはいっても、特許文献は日本国内分だけでも1000万件もあるから、その中から該当する先行特許等が存在するかどうかを調べるのは容易でない。手間ひまとテクニックが必要だ。

先行特許調査をしっかりやれば、
・他人の特許権等に対する侵害を防止できる可能性が高まる
・特許出願が出願当初に意図した内容で許可される可能性が高まる
・拒絶される可能性が高い特許出願をしなくて済み、無駄な出願費用の出費をなくせる
等の効果が得られる。

しかし、先行特許調査の良し悪しは、調査結果が報告された時点では分からない。特許出願の対象物である自社製品が他人の特許権等を侵害することがその後判明したり、特許出願が拒絶されれば、先行特許調査は悪かったことになる。逆に、特許出願の対象物である自社製品が他人の特許権等を侵害するような問題が起こらず、特許出願も難なく許可されれば、先行特許調査は良かったことになる。このように、調査後に起こる事象に基づいて先行特許調査の良し悪しを検証することができる。後者の事象の確率が少しでも高まるように、調査精度を上げる努力をこれからも続けていきたいと思う。

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